人権教室は、主に小学生と中学生を対象として、いじめを始めとした人権問題について考える機会を作ることによって、多様な考え方を認め合い、命の大切さや思いやりの心を醸成することを目的として、法務大臣から委嘱を受けた人権擁護委員が中心となって実施しています。人権尊重思想について、学年に応じて理解しやすい内容となるようDVDや紙芝居などの教材を活用して実施しています。
一例として、札幌市で行われている人権教室の教材例を掲示します。札幌市以外の地域については、札幌法務局人権擁護部又はその支局にお問合せください。
人権教室教材例小学校1,2年生向け(札幌市)
人権教室教材例小学校3,4年生向け(札幌市)
人権教室教材例小学校5,6年生向け(札幌市)
人権教室教材例中学生向け(札幌市)
『人権教室」申込みの流れ
人権教室実施申込書
※人権擁護委員は、人権擁護委員法に基づいて、人権相談を受けたり人権の考えを広めたりする活動をしている民間の方々です。
人権擁護委員制度は、様々な分野の人たちが人権思想を広め、地域の中で人権が侵害されないように配慮して人権を擁護していくことが望ましいという考えから設けられたもので、諸外国に例を見ない制度として発足しました。
現在、全国約14,000人の人権擁護委員が法務大臣から委嘱され、全国の各市町村に配置されて、人権擁護活動を積極的に行っています。
スマートフォン等の普及により、ネットトラブルに巻き込まれたり、SNS等を使用した誹謗・中傷や、ネット上でのいじめ等の事案が数多く発生しています。これらの事案に対処するには、スマートフォン等の利用に関わるトラブルとその対処法について正しい知識を習得するととともに、相手の気持ちを考え、思いやりの心を持つことの必要性・重要性についての理解を深める必要があります。
そこで、札幌法務局では、スマホ・ケータイ電話の正しい利用方法の習得と、人権意識(優しい気持ち、思いやりの心等)の醸成を目的として、中学生を対象に携帯電話会社と連携したスマホ・ケータイ安全教室~人権意識を持って使うために~を実施しています。
(参考)プログラム
1 携帯電話会社によるスマホ・ケータイ安全教室(約40分)
2 人権擁護委員による人権教室(約10分)
実施申込書 PDF版 Excel版
企業等からの要望に応じて、無料で法務局職員又は人権擁護委員を講師として派遣し、人権研修(大人の人権教室)を実施しています。
近年、企業活動における人権尊重への注目が高まっており、人権問題への対応は、時として、企業の価値に大きく関わります。
パワハラ、セクハラといった各種ハラスメントや不当な差別など、企業活動の中で発生する人権問題は、個人の人権を侵害するだけでなく、職場環境の悪化や生産性の低下、企業イメージの悪化などにもつながるものです。
ハラスメントなどを防止するため、職場で人権に関する研修を実施してみませんか。
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※上記プラグインダウンロードのリンク先は2015年3月時点のものです。