登記には、不動産登記のほかに商業法人登記があります。
これは、会社をはじめとする法人を扱うものです。
●法人とは
会社のような人の集まり(社団)や、財産の集まり(財団)のうちで、法律上、人と同様に権利や義務を認められたものを指します。
法律上の人という意味で「法人」と呼ばれ、生物学上の人(自然人)と区別されます。
●会社の設立
「会社」については、登記をすることが法人として成立するための条件となっています。
例えば、株式会社をつくるにはその登記をする必要があり(これを設立登記といいます)、登記がされて初めて株式会社として成立します。また、会社を代表する役員の資格や印鑑も、この登記に基づいて証明されます。
このように、登記があるからこそ、その株式会社について一定の信頼ができ、安心して取引ができるようになるわけです。
他の種類の会社についても同じです。
●その他の法人
宗教法人、一般(財団)法人、公益法人、農業協同組合など、その他の様々な法人についても、それぞれの法律に基づいて登記がされます。
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