●戸籍とは
戸籍は、日本国民一人一人について、出生から死亡に至るまでの親族関係を登録・証明するものです。また、日本国籍を有することを証明する制度でもあります。
もちろん、このような登録・証明を行う制度は世界各国にありますが、日本の戸籍は、一人の人間の出生から死亡までの一生をたどることができ、また、父母・祖父母など祖先のつながりまでも連続してたどることができる点に特色があります。
このように、戸籍は世界でも類を見ない、信頼性の高い制度だと言えます。しかし、個人のプライバシーに関わる情報が公示されるため、その運用は細心の注意を持って適正に行われなければなりません。
●法務局の役割
法務局では、全国統一的な事務処理が適正・円滑に行われ、「市区町村ごとに取扱いが違う」などということのないように、市区町村への助言・指導や戸籍事務担当職員の研修等を行っています。
また、前ページのマンガに見られるように、出生届などの各種の届書も、市区町村から法務局へ送付され、保管されています。
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