地主(家主)の不在や行方不明等により,地代(家賃)の支払ができなくなりました。どうしたらよいですか。【供託に関する質問】

 土地・建物などの賃借人は,地主・家主の不在や行方不明等により賃料(地代・家賃)の弁済をすることができないときは,「受領不能」を供託原因として賃料を「弁済供託」することができます。賃借人は,賃料を「弁済供託」することにより,賃料債務を消滅させることができます。

【「受領不能」の場合の供託原因】
 「受領不能」とは,債権者が不在であるとか,行方不明等の事由により,債権者が弁済を受領することができない場合をいいます。
 具体的には,賃料の支払方法が賃貸借契約によってどのように定められているかによりますが,貸主(債権者)の住所で支払うこととされている場合(「持参債務」といいます。)には,債権者の不在,住所不明等の事情があるときに受領不能となります。不在は,一時の不在であっても差し支えありません。例えば,債務者が弁済しようとして電話で在宅の有無を問い合わせたところ,家人から不在で受領できない旨を応えた場合でも,これに該当します。
 貸主(債権者)が借主の住所において取り立てる旨の合意がある場合(「取立債務」といいます。)には,弁済期が到来したのに,債権者が取り立てに来ないときなどが該当します。

【供託所】
 債務履行地の供託所(ただし,債務履行地である最小行政区画(市町村及び東京都の特別区)に供託所が存在しない場合は,その地包括する行政区画内(都道府県)における最寄りの供託所)において供託の手続を行う必要があります。

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