生まれてくる子どもに付ける名前は,どのような文字でも使えますか。【戸籍・国籍に関する質問】

 子どもの名前に使用することのできる文字は,戸籍法で「子の名には,常用平易な文字を用いなければならない。」と定められており,どのような文字でも一様に使用できるというわけではありません。そして,「常用平易な文字」の範囲は「戸籍法施行規則60条」において定められており,それ以外の文字は使用できないことになっています。
 このように,子どもの名前に使用することのできる文字に制限が設けられているのは,現行戸籍法の施行前は,名に使用する文字に制限がなかったため,子の命名に用いられた漢字の中には極めて難解なものが少なからずあり,そのため社会生活上において不便をきたす状況が生じたためです。
 しかし,戸籍法に定められている「常用平易な文字」を用いていれば,どのような名前を付けても良いわけではありません。通常の命名権者である父母は,その子の将来に幸多かれとの願いを込めて名前を与えるものですし,社会生活を営む上で,名前は非常に大きな影響力を持っています。したがって,父母らには子の命名権があるとはいえ,社会通念あるいは一般人の常識により,子の名とするのが著しく不適当であるものについては,その命名は許されないとされています(例 子の名を「悪魔」と付けた出生届など。)。
 また,同じ戸籍内にある親や,兄弟と同じ名を付けることもできません。

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