国籍の選択とは,どのような制度ですか。【戸籍・国籍に関する質問】

 「国籍選択制度」とは,出生により外国国籍を取得した日本国民など,日本国籍と外国国籍を有する重国籍者が,所定の期限までに日本国籍か外国国籍のどちらかを選択する必要があるというものです(国籍法14条)。これは重国籍者を解消するために設けられた制度です。詳しくは,最寄りの市町村役場,法務局または大使館・領事館にお尋ねください。

《国籍の選択をしなければならない人》
 重国籍となる例としては,次のような場合があります。

1 日本国民である母と父系血統主義を採る国(例えば,エジプト)の国籍を有する父との間に生まれた子

2 日本国民である父または母と父母両系血統主義を採る国(例えば,韓国)の国籍を有する母または父との間に生まれた子

3 日本国民である父または母(あるいは父母)の子として,生地主義を採る国(例えば,アメリカ)で生まれた子

4 外国人(例えば,カナダ)父からの認知,外国人(例えば,イタリア)との養子縁組,外国人(例えば,イラン)との婚姻などによって外国の国籍を取得した日本国民

5 帰化または国籍取得の届出によって日本の国籍を取得した後も引き続き従前の外国の国籍を保有している人



《国籍選択の方法》
 国籍を選択するには,自己の意思に基づき,次のいずれかの方法により選択してください。

【日本国籍を選択する場合】
(1)外国の国籍を離脱する方法
 当該外国の法令により,その国の国籍を離脱した場合は,その離脱を証明する書面を添付して市町村役場または大使館・領事館に「外国国籍喪失届」をしてください。

(2)日本の国籍の選択を宣言する方法
 市町村役場または大使館・領事館に,日本の国籍を選択し,外国の国籍を放棄する旨の「国籍選択届」をしてください。


【外国の国籍を選択する方法】
(1)日本の国籍を離脱する方法
 住所地を管轄する法務局またはその支局,大使館・領事館に戸籍謄本,住所を証明する書面,外国国籍を有することを証明する書面を添付して,「国籍離脱届」をしてください。

(2)外国の国籍を選択する方法
 当該外国の法令により,その国の国籍を選択したときは,その選択を証明する書面を添付して市町村役場または大使館・領事館に「国籍喪失届」をしてください。



《国籍の選択をすべき期限》
【昭和60年1月1日以後に重国籍となった日本国民】
(1)20歳に達する以前に重国籍となった場合→22歳に達するまで

(2)20歳に達した後に重国籍となった場合→重国籍となった時から2年以内
   
※ 期限までに国籍の選択をしなかったときには,法務大臣から国籍選択の催告を受け,場合によっては日本の国籍を失うことがあります。


【昭和60年1月1日前から重国籍となっている日本国民】
  昭和60年1月1日現在20歳未満の場合→22歳に達するまで
   
※ 期限までに国籍の選択をしないときは,その期限が到来した時に日本の国籍の選択の宣言をしたものとみなされます。  

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国籍選択について

国籍法

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