最近,成年後見制度ができたと聞きましたが,今までの禁治産者制度や準禁治産者制度とどのように違うのですか。【戸籍・国籍に関する質問】

 認知症の方,知的障害のある方,精神障害のある方など判断能力の不十分な方々は,財産管理や身上監護(介護施設等への入退所などの生活について配慮すること)についての契約や遺産分割などの法律行為を自分で行うことが困難であったり,悪徳商法などの被害に遭うおそれがあります。このような判断能力の不十分な方々を保護し支援するのが「新しい成年後見制度」です。
 この制度がスタートするまでは,同じ成年後見制度として禁治産及び準禁治産の制度がありましたが,対象者がある程度重い精神上の障害のある方のみに限定されることや,禁治産及び準禁治産の宣告を受けると戸籍に記載されるため,関係者が制度の利用に抵抗を感じるといった問題点が指摘されていました。
 したがって,これまでの「禁治産」,「準禁治産」という名称を「後見」,「保佐」という名称に変えたほか,「補助」という認知症などによる軽い精神上の障害のある方を対象とした新しい制度ができました。
 次に,本人が判断能力のあるうちに前もって,自分の判断能力が不十分になった場合に備えて,あらかじめ代理人(任意後見人)を選んでおき,判断能力が不十分な状況に至った後の生活や財産管理を委託することができるようになりました。

本Q&Aに関連する情報

新しい成年後見制度~成年後見登記制度Q&A~

鹿児島地方法務局鹿児島地方法務局の業務取扱時間
〒890-8518 鹿児島市鴨池新町1番2号
電話:099-259-0680